いわゆる砂川判決

  • 事件番号
    • 昭和34(あ)710
  • 事件名
  • 裁判年月日
    • 昭和34年12月16日
  • 判例集等巻・号・頁
    • 刑集 第13巻13号3225頁
  • 判示事項
    1. 刑訴法第三五条但書の特別の事情がなくなつたものと認められた事例
    2. 憲法第九条の立法趣旨
    3. 憲法第九条第二項の戦力不保持の規定の立法趣旨
    4. 憲法第九条はわが国の自衛権を否定するか
    5. 憲法はわが国が自国の平和と安全を維持しその存立を全うするための自衛の措置をとることを禁止するか
    6. 憲法は右自衛のための措置を国際連合の機関である安全保障理事会等の執る軍事措置等に限定し、他国にわが国の安全保障を求めることを禁止するか
    7. わが国に駐留する外国軍隊は憲法第九条第二項の「戦力」にあたるるか
    8. 日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約(以下安保条約と略す。)と司法裁判所の司法審査権
    9. 安保条約がいわゆる前提問題となつている場合と司法裁判所の司法審査権
    10. 安保条約は一見明白に違憲と見められるか
    11. 特に国会の承認を経ていない安保条約第三条に基く行政協定(以下行政協定と略す。)の合憲性