Re:ついに日本も行動対行動の北朝鮮外交に

id:hagakurekakugoさんの記事

そして早速足を引っ張る人がw

家族会の増元さん「失望した」 TUFニュース速報

北朝鮮との協議の結果について、新たな反応が入ってきました。拉致被害者家族会の増元照明事務局長は「失望した。政府が方針を変えたとしか思えない」と話しています。  「失望ですよ。私たちが聞いていた拉致問題の進展というのは、安倍政権時代にはっきりと言われていた。拉致被害者の存在を認め、そして生存している拉致被害者をすべて帰国させるということに同意し、その動きを始めた段階で進展とみなすという、この政府方針が変わったとしか思えないですね。大集会でも、制裁の強化を訴えてきました。北朝鮮が動かないのであれば、動かすように制裁の強化をするべきだということを訴えてきましたし。完全な失望です。政府方針がいつ、こんなに大きく変わったのか」(増元照明さん)

うわー、うぜーコイツw

文句言うだけしか能がないのかよ。

http://d.hatena.ne.jp/hagakurekakugo/20080613/p1

についてコメント欄で議論がなされている。私がおかしいと思ったのが「うぜーコイツw」という言葉遣い。拉致被害者家族会はなぜこんな暴言もどきのことを公の場で言われないといけないのか。発言内容が正しいか正しくないかは別にして被害者家族が発言したことに「文句言うだけしか能がないのかよ。」という言われようはあまりにひどい。
元記事に対するid:dacaさんのコメント

日本にとっての最優先課題(利益)と拉致家族にとっての最優先課題は違いますから
おのずと視点も異なるでしょう。
前者にとっては、拉致は大事な論点の一つですが、後者にとってはすべてですから。

に対するid:Apemanさんのコメント

それもそうですけど、それとは別に、たとえ「最優先課題」は同じでもその課題を達成するためのビジョンが大変違っているということもあるわけですよね。sainokamiくんのようなひとにはまったく想像できないことらしいですが。

「sainokamiくん」というのはその前に

自分が拉致被害者だったり家族が拉致されてたら「うぜーコイツw」とか言えないだろ。

と書いた方です。idApemanさんの「それとは別に、‥」の文ではビジョンが違っているということを書いていらっしゃいますが、そもそも仮定である「最優先課題は同じ」という点が成立していないのでこの文自体は何も言っていないのと同じですね。国の課題というのは拉致問題の「解決」であって拉致被害者が帰国するかどうかではありません。一方の家族会の課題は拉致被害者が生きて「帰国」することです。それが実現するかどうかは別にして。
一方の北朝鮮の課題はアメリカからの「テロ国家指定」を解除してもらうことで、これはよど号ハイジャック犯を日本に返すことでかなり進展します。そういう意味では北朝鮮は日本を交渉相手とはしていないでしょう。
たしかに今までのようにいくら北朝鮮に制裁を掛けても国にとっての拉致問題は解決しないでしょう。しかし制裁を解除しつつ交渉しても家族会の課題は解決しないでしょう、おそらく。そういう意味で国と家族会の最優先課題は決して一致することはなくid:Apemanさんの言うビジョンの問題ではないと私は考えます。その差異を「うぜーコイツw」という乱暴な言葉で済ませてしまうことは大人のすることではないでしょう。