id:HALTANの教育哲学

現在の日本の学校教育下においては「選択式テストの受験体制」が入学者選考に掛かるコストパフォーマンスと入学者の平均的な学力保証の両立のためにはベストではないかもしれないがベターではあるだろうことは認めざるを得ない現実を「京都大学名誉教授」「京都産業大学理学部教授」という地位にあらせられる方が否定してはいけないんです。

どうやらid:HALTANは教育に一家言ある専門家のようだ。

自分の知らないこと、専門外のことについては甚だ僭越ですが素直に「それはよく知らない」「それはじぶんには口出しできない」と仰れるようになれれば、ネット上においてももっと生産的な議論が行えるようになると存じ上げますよ。

とか

もちろん余りに子供に「あれやれ」「これやれ」「これは止めろ」「勉強しろ」と過保護過干渉で言い過ぎてもロクな結果を招かないでしょうが(自分も中学は受験少年院にいましたので、スパルタで逆に駄目になってしまった人も沢山見ました)、かと言って子供に野放図な自由を与えてもいけないわけです(「自由の森学園」はなぜ失敗したのか!) その中庸なところが難しい。

とまでおっしゃるくらいだから。

ノーベル賞を受賞した方々でさえ、「子どもたちにはどんどん興味をもったことをやらせてあげて。やめさせたらだめです」(下村脩先生)「本来みんな持っている好奇心が選択式テストの受験体制ですさんでいる」(益川敏英先生)と我々世間知無学歴ド大衆に媚びた中途半端に「リベラル」なことを仰っておられるようでガッカリしました。

前後の文脈が分からないからはっきりしない部分もあるけど、少なくとも下村先生の話は今の受験制度とはまったく関係ないですね。益川先生の「選択式テスト」という言葉が何を意味しているかわからないけど

現在の日本の学校教育下においては「選択式テストの受験体制」が入学者選考に掛かるコストパフォーマンスと入学者の平均的な学力保証の両立のためにはベストではないかもしれないがベターではあるだろうことは認めざるを得ない現実

とは言い切れないのではありませんか。この「選択式テスト」って四者択一とかのことを言っているような気もするけど。