id:HALTANの経済政策

2008年10月23日 id:snobbishinsomniac 何かというと「金融緩和」を持ち出すけど、今の日本で金融緩和するには財産課税するしかないんじゃないの?

そんなの中央銀行が決断すりゃ出来ます。日本の中央銀行の過度のインフレ恐怖症故にできないだけ。財産課税って具体的に何? 相続税増税については土地の流動化・有効利用の促進には資するでしょうけどね(まあ政治的抵抗も根強いですが・・・)

http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20081023/p2

ブクマコメに対してこんなふうに返してきたけどホントかね。id:HALTANの主張は

貧乏人を救いたいなら、「まずは金融緩和(財政政策含)で失業率を下げる」「賃上げしやすい景況を作る」「それでも足りなきゃ減税する」の三段構えしかないだろう。にも関わらず、目先の「物価高」に過剰に騒ぎ、もちろん金融緩和など絶対に認めず(さらに「国の借金」説は鵜呑みにし)、とにかく「政府と企業」さえやっつけりゃいいというおまえらの安易な態度にこそ問題があるんだ。

というものらしい。
まず「まずは金融緩和(財政政策含)で失業率を下げる」というのが意味不明だ。金融緩和が出来たとしてそこで失業率が下がるには決定的な飛躍がある。金融緩和にしても中央銀行(って日本銀行のことだよね?)はもう通常の緩和策を出し尽くしてるんじゃないのか?利下げも限界だしコール市場に介入までしている。他に何があるんだろう。経済について語っているid:HALTANはきっと経済分野の専門家だから凡人には思いつかない奇策でもお持ちなんでしょう。でも何らかの形で緩和されても昨年からの銀行の貸し渋り貸し剥がしが止まるとは思えないし、年金や医療で将来の不安を持つ国民は余計な金は使わないし使えないだろう。
私が書いた「財産課税」というのは現金への課税だ。そんなにインフレを起こしたいなら直接的に現金の価値を下げればいい。どこかで読んだ受け売りだが、銀行口座の利率をマイナスにするということで実現できるだろう。もちろん税率などには工夫が必要で例えば1000万円までは非課税でそれ以上は累進税率にして毎月ごとに課税するというのはどうだろう。個人はともかく大企業は全額を口座から下ろして現金で持っているわけにも行くまい。金を使わないとどんどん目減りするから早く使おうとするだろう。そのおかげで世の中の金回りはよくなるだろう。もしかすると従業員の給与も上がるかもしれない。もちろんこんなことが簡単に実現するなんて考えないが、今の日本でインフレなんてこんなことでもしないと実現しないだろう。アメリカがこういう状態ならなおさら無理だ。経済分野の専門家であるid:HALTANはこんな凡人の戯言などよりもきっと的確な政策案をお持ちなのだろうぜひとも拝聴したいものだ。